『ビング(bing・びんぐ)』はイギリスの幼児向けアニメで、youtubeにて日本語と英語両方の言語で楽しめます。
幼児が直面する生活の中でのちょっとしたトラブルを、保護者とともに解決していく1話完結のアニメです。
私の2歳の娘がドハマりし、毎日のように「ビングみたい」と言ってきます。
しかし、幼児向けといっても子供が楽しめるだけではなく、トラブル解決への糸口は見ている保護者も参考になる内容です。
今回は、そのビングのアニメについてキャラクター紹介やセリフの意味についても考えてみたいと思います。
ビングアニメの親は?キャラクター紹介
・ビング(bing)
ビングアニメの主人公。
3歳の黒いうさぎの男の子で、にんじんが大好物です。
Hoppity Voosh(ホッピティーブッシュ)といううさぎのキャラクターがお気に入り。
・フロップ(Flop)
ビングの保護者。
小さいオレンジ色のウサギのぬいぐるみで、ビングが問題に直面した際に解決への道筋をつくってくれる。
かわいい見た目に反して、落ち着いた男性の声で最初聞いたときはそのギャップに混乱しました。
・スーラ(Sula)
ビングの親友の1人である、女の子の茶色い象。
キラキラしたものや魔法の杖、妖精などの類が好きです。
フェアリーヒッポというカバの妖精がお気に入り。
・アンマ(Amma)
スーラの保護者で、小さい青い象のようなぬいぐるみで、パークカフェを経営しています。
ビングやその他の子どもたちは、時折みんなでそこに集まり遊んでいます。
・パンド(Pando)
ビングの親友の1人である、パンダの男の子です。
ズボンをはくのが嫌いなのか、ズボンを脱いでパンツのままでいることが多いです。
・パジェット(Padget)
パンドの保護者で、小さい緑のぬいぐるみです。
お店を経営していて、ビングやフロップたちはよくパジェットの店に買い物に行きます。ジョギングをしたり、黄色い小さい車を運転しているのを見かけます。
・ココ(Coco)
ビングのいとこであるチャーリーの姉で、ちょっと意地悪な10歳のウサギの女の子です。
ビングが使っているカラフルな積み木は、ココのお下がりです。
紫色がお気に入りで、寝る時は虹色ネズミと一緒。
・チャーリー(Charlie)
ビングのいとこで、1歳のうさぎの弟です。
まだ話すことができなくて、笑い声やブーっと口を震わせたりして気持ちが表現されています。
基本的に移動はハイハイですが、つかまり立ちはできるようです。
・モリー(Molly)
ココとチャーリーの保護者で、医師として働いている、小さく赤いぬいぐるみです。
・ニッキー(Nicky)
スーラのいとこの小さい茶色の象です。
スーラやビングよりも幼く、眼鏡をかけていてシーズン2から登場します。
ビングのアニメには、親というか大人が登場しません。
代わりに保護者的な存在の、ぬいぐるみのようなキャラクターが主人公たちのお世話をしています。
小さくかわいい見た目に反し、大人の落ち着いた声をしているので、最初にみたときは混乱しました。
大人が登場しない、保護者は1人でぬいぐるみという不思議な世界観です。
ですが、これが社会の中での多様性(ひとり親、種別など)、様々な家族の形を表しているのかもしれません。
また、動物やぬいぐるみなどのキャラクターにより、子供たちがビングの世界を身近に感じてくれます。
ビングアニメの声優は誰?日本版を紹介
ビングアニメの日本語吹き替え版の声優を紹介していきます。
調べたのですが情報が少なかったので、分かる方のみ紹介します。
- ビング…野地裕翔(のじゆうと)
劇団ひまわり所属で、実写映画『リトルマーメイド』のフランダー役やCMなどにも出演されています。 - スーラ役…安藤紬(あんどうつむぎ)
劇団ひまわり所属で、映画『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』のチータ役や、他テレビや映画にも出演されています。 - ココ役…木村日翠(きむらひすい)
劇団ひまわり所属で、ゲーム『ファイナルファンタジーⅦ リバース』のクリン役や、舞台など多数出演されています。 - パンド役…熊田たまき
IPD VOICE所属で、ミュージカル『スクールオブロック』のローレンス役や他ナレーションなど多数出演しています。 - フロップ役…川島得愛(かわしまとくよし)
81プロデュース所属で、『となりの妖怪さん』の西谷千彰や、ディズニー『ベイマックス』シリーズのベイマックス役などを担当されています。
ビングアニメ「まんまビングだねの意味」を考察!
ビングのアニメでは、必ず最後にフロップの「まんまビングだね」という決め台詞があります。
これはどういう意味なのか、考えてみたいと思います。
英語では「It’s a bing thing」と表記されています。
そのまま日本語に訳すと訳がわからなくなりますが、おそらく「ビングらしいね」ということを言いたいんだと思います。
「BING」というアニメは、子供の失敗やトラブルを、保護者が否定することがありません。
遊びや挑戦、ケンカなど子供たちが日常生活の中で高確率で起こりうる問題を、保護者が解決に導きます。
実際に見てみると「こんなこと、あるあるー!」的な共感できる展開がたくさん描かれています。
ビングでは怒られる場面はなく、保護者が共感し一緒に問題解決方法を考えていくのです。
なので、「失敗してもよい」「ありのままのあなたで良いんだよ」的な意味合いが含まれているのではないかと思います。
子供の行動を否定せず、気持ちに寄り添い受け止める温かい言葉なのかもしれません。
ビングアニメの国はどこ?
ビングはもともと2014年にBBCで放送されたイギリスの幼児向けアニメです。
モンテッソーリ教育法に基づいて、幼児教育の専門家と協力して作られたようです。
モンテッソーリ教育法は大人のサポートにより、子供が自分で考えて学び、成長することを重視しています。
実際、ビングのアニメも保護者であるフロップが、ビングを導き解決方法をビングに考えさせる場面もあります。
内容もシンプルで、1話が約7分ほどと短いので、あまり集中力のない小さい子でも見られます。
実際、2歳の娘はあまり集中力はありませんが、ビングは1回見出すと終わりまで飽きずに見てくれています。
さらに、英語版も幼児向けに話し方がゆっくりしているので、英語教育にも適したアニメだと思います。
youtubeでは日本語版もあるので、ビングならyoutube見ても良いかなーとテレビを見せることに少し肯定的に。
bing bunnyの絵本はあるの?
ビング(BING)は絵本が出版されています。
残念ながら日本語版がなく、英語版だけのようです。
アニメのお話がそのまま描かれています。
英語の勉強もでき、読み聞かせには親の声で「失敗しても大丈夫」など安心させられます。
優しいメッセージ性がある絵本なので、トイトレ中や何か壊してしまったときなど、同じ境遇にあってしまったときなどにも使えます。
ぬいぐるみなどのグッズも販売しているみたいなので、気になる方は検索してみてはいかがでしょうか。
さて、今回はイギリス発祥のアニメ、ビング(bing・びんぐ)について紹介しました。
私も娘にイライラして怒ることもありますが、ビングを見てからはイライラしたらフロップを頭に浮かべるようにしています。
すると不思議と、優しい口調で子供に話すことができるのです。
子育て中の保護者にはぜひ見てもらいたい、子どもと一緒に見てほしい内容となっています。