ハイキュー‼小さな巨人の正体は?登場は何話?やめた理由やその後を解説!星海との関係も紹介

アニメ

高校バレーを題材にした、大人気漫画の『ハイキュー‼』。

主人公の日向翔陽(ひなたしょうよう)がバレーボールを始めるきっかけとなったのが、「小さな巨人」の存在でした。

連載開始から「小さな巨人」の正体は誰なのか描かれることはなく、回想でもシルエットのみ。

ハッキリと顔や名前が分かることはありませんでした。

私も含め読者は「小さな巨人」の正体は誰なのか、長い間想像を掻き立てられてきました。

しかし、原作でついに「小さな巨人」の正体が、宇内天満(うだいてんま)であることが発覚しました。

この記事では、「小さな巨人」である宇内天満について詳しく解説していきます。

『ハイキュー‼』小さな巨人の正体は宇内天満

『ハイキュー‼』の物語の大きなキーパーソンであった「小さな巨人」。

どんな人物だったのか?身長はどれくらいなのか?現在は何をしているのか?

私も連載当初からずっと気になっていた人物です。

その「小さな巨人」の正体である宇内天満について、解説していきます。

 

宇内天満は宮城県立烏野高校バレー部OBで、全国高等学校バレーボール選手権大会(通称:春高バレー)で烏野高校を全国大会へ導きました。

その全国大会をテレビ中継で偶然目撃した主人公の日向。

小柄ながらもアタッカーとして活躍し、その空を飛ぶようなプレーに同じく小柄な日向は魅了されます。

ここから『ハイキュー‼』の物語が始まるという、とても印象深いシーンでした。

さて、「小さな巨人」と呼ばれていた宇内天満ですが、身長は170cm程です。

日本人の男性の平均身長と同じくらいで、バレーボール選手としては小柄ですね。

これを、『ハイキュー‼』の作中の「小さな巨人」に類する人物と比較してみます。

・日向翔陽(烏野高校):162cm(高校1年生時点)

・星海光来(鴎台高校):169cm(高校2年生時点)

この主人公の日向とそのライバル、星海(ほしうみ)の次世代「小さな巨人」たちは宇内よりも小さいようです。

 

小柄な宇内天満は、まだ「小さな巨人」と呼ばれる前、高校最初の頃はブロッカーに止められていました。

しかし、そこから約2年で空中戦の覇者へと上り詰めます。

宇内自身、小柄でも得点を取り、勝利へと導くための技術を磨いてきたのでしょう。

相当な努力家のように感じます。

「小さな巨人」として有名になった宇内は、高校ではエースとしての強い自覚と自信、そしてプライドを持っていました。

原作9巻の第78話の回想では、練習試合で思うようなプレーができなかった宇内が途中交代させられてしまいます。

その時にロッカーに頭を打ち付けて鋭い目つきで振り返る様子が描かれています。

自分が持っている強い自信とプライドから、納得のいかないプレーをしてしまう自分自身が許せなかったのかもしれませんね。

『ハイキュー‼』小さな巨人は何話で登場する?

『ハイキュー‼』の元祖「小さな巨人」である宇内天馬(うだいてんま)は原作マンガの38巻338話で初登場します。

春高バレーの、準々決勝に進出した烏野高校の試合を観戦しに来ていました。

いきなりの新キャラとしての登場だったのでビックリしました。

この時宇内は21歳、回想で描かれていた短髪とは違い、髪が肩あたりまで伸びていました。

回想シーンで出ていた怖い雰囲気とは真逆の、明るい好青年といった雰囲気でした。

日向と宇内はそこで初めて対面を果たし、宇内がバレーを続けていないことが発覚します。

ちなみにアニメでは、宇内が登場する「烏野VS鴎台」の試合はまだ放送されていません。

しかし、2025年3月にこの「烏野VS鴎台」の「小さな巨人」対決が映画として製作されることが発表されました。

おそらく宇内天満もその映画で登場するでしょう。

元祖「小さな巨人」の登場がどのように描かれるのか、声優は誰なのか非常に気になるところです。

公開日はまだ分かりませんが、今からとても楽しみですね。

『ハイキュー‼』小さな巨人がバレーをやめた理由

宇内天満の初登場で、宇内がもうバレーをしていないことが分かりました。

その理由を宇内本人は「他にやりたい事あったし、高校出てからはやってない。とくにお声がかかったりしなかったしね。」と答えています。

有名な選手であったにも関わらず、声がかからなかったのは疑問ではありました。

しかし、日向と星海の試合を見ながら宇内は高校の時、自分が弱いということを知らなかったような発言をしています。

「自分が強いと思っていました。」

「小さかろうが大きかろうが、技術を磨いた奴が技術を持っている。」

自分が弱いということを知れば、それを補うためにどこまでも技術を磨けるということ。

身体的な部分は生まれもって平等ではないが、努力して身につく技術はみんな平等であるということ。

そのことを宇内は、自分を強いと思っていたがために、気づくのが遅くなってしまったのかもしれません。

「世界は平等じゃなくて平等だ」

この宇内の言葉は、単純なようでとても複雑で深い意味を持っており、胸に響きました。

うまくてもプロとして続けられる人は一握りという感じが、なんだかリアルでしたね。

『ハイキュー‼』小さな巨人を継ぐ星海

『ハイキュー‼』の主人公日向の憧れでもあった「小さな巨人」の宇内天満。

この宇内天満が観戦していた烏野高校VS鴎台高校の試合は、まさに次世代の「小さな巨人」対決でした。

烏野高校には、小さいながらもミドルブロッカーとして超人的なジャンプ力とスピードを持つ主人公の日向。

鴎台高校には、バレーボールのプレイ(サーブ・レシーブ・トス・スパイク・ブロック)のすべてにおいて全国トップクラスの技術を持つ星海。

星海はその体格不利な状態から、高いレベルでの空中戦の強さを持っていました。

この「小さな巨人」対決を経て、日向は憧れていた「小さな巨人」の称号を星海に譲ると宣言しています。

実は「小さな巨人」にずっと憧れを抱いていた日向ですが、宇内がバレーをしていないことを聞いて「あんまりがっかりしてない」と発言。

この時日向は「小さな巨人」を目指す、というよりかは「最強の囮」として自分の戦う道を進んでいたからこその言葉なのではないでしょうか。

だからこそ、星海に次の「小さな巨人」の称号を譲り、自分は自分の道を進むことを決意できたのだと思います。

『ハイキュー‼』の「小さな巨人」のその後

『ハイキュー‼』のプロ編で、日向のチームと影山のチームの試合を観戦しにきている宇内の様子が描かれています。

宇内は大学卒業後、マンガ家としてデビューしていました。

大学生の時に言っていた「やりたいこと」とは、もしかしたらマンガ家になることだったのかもしれません。

担当編集者は何と梟谷(ふくろうだに)学園の元セッター、赤葦(あかあし)という驚きを隠せない人物でした。

ですが、高校の頃からエースを支えるポジションであった赤葦にはピッタリだと感じました。

その時の宇内は26歳で、「ゾンビ剣士ゾビッシュ」を連載していましたが打ち切り寸前の状態。

試合観戦後、「呑んで一泊」の予定でしたが、ゾビッシュの最終話の原稿を進めて次のネームを書くと宣言。

日向と影山の試合を観戦して、何かインスピレーションを受けたのか、その後描いたのは「メテオアタック」というバレーボール漫画でした。

『ハイキュー‼』は2020年に連載が終了しましたが、その後2022年の10周年記念で、作者の古舘先生が書き下ろした赤葦の姿と「メテオアタック連載中」の文字が。

どうやら大ヒットしたようですね。

バレーボール漫画で大ヒットした、と聞くと作者の古舘先生を思わせます。

古舘先生も学生の頃バレーボールをやっていたようですから、もしかしたら自分と重ねているのかもしれません。

 

今回は、『ハイキュー‼』の「小さな巨人」、宇内天満について解説していきました。

登場は少ないですが、『ハイキュー‼』が始まるきっかけを作った人物であり、正体がわからずともその存在感はとても大きなものでした。

今後も映画をやるということで、宇内天満の登場が今からとても楽しみです。

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